PROYECTO MEJORAMIENTO EN LA ENSEÑANZA
TÉCNICA EN EL ÁREA
DE MATEMÁTICA
(PROMETAM)
ホンジュラス算数指導力向上プロジェクト
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ホンジュラス授業の問題点
    授業が計画的に行われていない

  • カリキュラムで決められた分野を網羅していない 。
  • 年間指導計画や単元構成が行われていない。
  • 時間配分が不適切。だらだら、積み残しが多い。つまり、指導計画が不十分。
  • 授業における主要発問がないか、あいまいである。つまり、本時目標が明確でない。
  • 系統性が考えられていない。見通しを持っていない。 
  • 授業時間は無視されている。複式学級はもちろん単式でも教師が話し終わった時が終わりである。
  • 絶対的に授業時数が足りない。

指導が伝達方式授業である

  • 教師主導型で,発問後,子どもに考えさせる時間(個別解決の時間)を取らない。
  • 教師の説明時間が長く,子どもの能動的な学習の(練習問題に取り組む)時間が確保されていない。
  • 質問やいろいろな考えを出し合う場面はない。
  • 子どもをひきつけることができない。まったく子どもが聞いていないのに、あらん限りの声でしゃり続ける。
  • 正確な知識の不足。誤ったことを教えている。(特に高学年)
  • 極端に学力の低い教員が存在する。(九九を覚えていないなど)
  • 教師は自分が知っている知識の範囲しか教えない。
  • 具体的操作をさせることにこだわりすぎ、抽象的な段階の学習が必要な高学年対象でも使っている。
  • 教師が数え、何人かの子どもが数え、みんなで数え・・・。計算したあとまた数えている。答えも同じことを何人もあてて言わせている。
  • 子どもは忍耐強く座っている。
  • 子どもが楽しそうでない。


    なぜそのようになるのか考えない。
  • 機械的な教え方しかしない。例えば、分数の計算をするときに通分しなければいけないのはなぜかも言わず、機械的にそうする。
  • 子どもが間違えたときに、その場で「違う!」と即答してしまう。考える機会がない。
  • 「なぜ」と、子どもに返せない。
  • 発問が一問一答で,『考えさせる』ための発問になっていない。
  • 子どもの間違いを嫌がる。
  • 問題に対する正誤にだけこだわっていて,『なぜか』という理由付けがされていない。

    教科書やノートがほとんど使われていない。
  • 教科書の中身は説明的で、考えましょうというような提示の仕方ではない。
  • 知識を定着させるのが、ノートに写すだけ。
  • 板書計画がない→ノート指導がない。
  • 教科書は持ち帰れないので、子どもは自分で勉強できない。

    しない子どもはそのままである。
  • ノートやものを忘れた子どもはそのまま何もしない。教師に尋ねても「忘れたから」というだけでなんの対応もしない。
  • 複式の場合、ほかの学年を教師がみているあいだ与えた課題をしてもしなくてもみていない。
  • 『できる子』中心の授業→『わからない子』へのフォローが行われていない。
○授業運営ができていない
  • 練習問題のやらせ方が不適切。一人だけ前に出し、1題だけやらせる。他の子は見ているだけ。
  • できる子どもをうまく使えない。
  • 提出物や、チェックなど、長い列を作らせて、延々待たせる。
  • 学習形態の多様性がない。(グループ学習など)
  • 学級経営ができていない。子どもが出て行っても放置したまま。

○評価がなされていない
  • 子どものノートや行動を見ないなど、日々の確認がない。
  • 子どもの理解度を把握していない。
  • 分からない子子どもが分かっていない。
  • 評価の基準があいまいで,主観的になっている。
  • 不適切な問題の提示。
○ 教材・教具が使えない
  • 教材費はなく、紙類やその他は教師の負担である。(コピー代は子どもからとることもある)必然的に道具をあまり使うことがない。
  • しかし、王冠やアイスの棒、ストローなどの数えるためのものは置いてあることが多い。
  • 教材があっても効果的に使えない。なぜ、使うのか分かっていない。
    教材の使用方法や目的性,性質が理解されていない。
  • 使用経験の不足。
○勤務態度が悪い
  • 休校や教師の遅刻が多い。
  • 外来者があれば授業に優先して対応する。
  • 授業中に大学の宿題をしたりしている。
  • 時間外に勤務する習慣がないので、テスト作成や採点等も時間内で行う。
  • 給料日に学校を休む(教育委員会に給与を取りに行くため)。
  • 組合の会議などで、休校や自習になる。
  • 年間授業日数は200日だが、一般的に100日程度しか授業は実施されない。

○その他
  • 物事における思慮が浅い。例:数字の概念の導入に子犬を連れてくる。確かに子どもの興味は引いたが、かわいい、かわいいで、何も聞いていない。教材を作ったら、あらゆる色を使うがゆえに、ポイントが目立たなくなる。
  • 子どもの人権無視の発言がある。例えば、子どもの目の前で、「この子はできない」と平気で言う。
  • 子どもにコーラを買いにやったりと使いに出させる。
  • 家庭学習が成立しにくい。(家庭の知識レベル・協力体制の問題、教材の問題)
  • 各学年で習得すべき基礎が身についていないから、上の学年に上がっても、つまらないところでひっかかる。