PROYECTO MEJORAMIENTO EN LA ENSEÑANZA
TÉCNICA EN EL ÁREA
DE MATEMÁTICA
(PROMETAM)
ホンジュラス算数指導力向上プロジェクト
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2005年度第2四半期予定

1.教材作成

教材作成の作業は限りなく単調でしかも切れ目なく続く。第2四半期もこれまでとなんら変わることなく粛々と、しかし遅れを取り戻すべくペースアップして作業を続ける。2年生版教材、8年生版教材共に、8月下旬の完成を目指しており、その後3年生・9年生版に突入する予定である。(阿部)

2.教員研修

2005年7月末にPFC研修「6年生版」が開始され、11月末に終了予定です。7月には平成15年度1次隊佐藤隊員が帰国され、16名(シニア隊員2名)の運営体制となります。活動本当にお疲れ様でした。6年研修内容は更に難しくなりますが、これまでの研修の集大成に期待しています。(佐藤・東矢)

3.プロジェクト評価

9月に2回目の授業分析を予定しています。また隊員の皆様にご迷惑をおかけすると思いますが、今回もご協力の程よろしくお願いいたします。隊員の皆様には、7月4・5日に開催される反省会で詳しい説明をさせていただこうと考えています。

さらに、10月には教員学力テスト、児童学力テストも予定しています。プロジェクトが始まる前に行った教員学力テスト、児童学力テストの結果と今回の結果を比べ、プロジェクトの成果を学力向上の側面から測っていきたいと考えております。

7月、8月は授業分析、教員学力テスト、児童学力テストそれぞれの実施に関する日時等の調整作業が主な予定です。また、算数による留年児のデータ収集も継続的に行っていく予定です。(下田)

4.PROMETAMフェーズ2

6月末の関谷チーフアドバイザー帰国後、フェーズ1が終了する来年3月までは、以下の体制でプロジェクトを運営していくことが決まった。なお、3人の専門家の体制については、来年4月のフェーズ2開始後もそのまま引き継がれる予定。(吾郷)

チーフアドバイザー:西方専門家(現教育政策アドバイザー専門家)
業務調整:吾郷専門家(現広域協力パイプライン専門家)
算数教育:阿部専門家(変更なし)
PFC研修(調整業務):佐藤シニア隊員(変更なし)
PFC研修(技術支援):東矢シニア隊員(変更なし)


5.ホームページの充実

「ホームページを充実させる」と大見得を切ったのはいつだったか記憶にないが、ようやく実現するときが近づいた。しかしホームページ作成初心者の僕が作るのだから、出来栄えは高が知れている。仕方なく「シンプル・イズ・ベスト」を心がけた。言い訳がましくなるが、ホームページの本格的再編集がここまで遅れたのは、僕が「初心者」であることも大きいが、まずソフトが僕にとって大変使い辛くうまく使いこなせなかった。またこのホームページ再編集は業務外のためボランティアとしてやっていたことも、遅れに拍車を掛けてしまった。しかし「言いだしっぺ」であとに引けず、ようやくホームページ公開の目処が立った。

PROMETAM は活動を開始してから2年がすぎ、報告書や写真などの資料が知らぬ間に膨大になっていた。ホームページ再編集の作業はこれらの膨大な資料を「交通整理」することからはじめなければならなかった。多くの人にPROMETAM のコンセプトや活動、また青年海外協力隊員の活動を知ってもらうために以下のようにホームページを構成した。

PROMETAM とは プロジェクトの背景、妥当性、達成目標、誕生の背景、PDM、PROMETAM のあゆみ
プロジェクトの実績 専門家派遣、研修生派遣などの実績
主な活動 PROMETAM の活動の柱である教材作成、講習会、評価ついての説明
進捗状況 活動別に進捗状況の報告
活動報告 講習会の活動報告、講習会の成果、評価の結果など
近況報告 3ヶ月ごとの近況報告
掲載記事 クロスロードやフロンティアに掲載された専門家や隊員の記事の紹介。
フォト・ギャラリー PROMETAM の活動を写真で紹介
メンバー紹介 なんとPROMETAM のメンバーは合計すると50?人以上にもなる
PROMETAM マップ 隊員活動サイト別に紹介
ホンジュラスの教育事情 様々な角度からホンジュラスの教育事情を報告。ホンジュラスの授業の問題点、PROMETAM の目指す授業、教員養成システム、なぜ留年が多いのか?など


關谷専門家が帰国する前にホームページの本格的再編集を目指していたが、残念ながら作業が追いつかず、すべてを公開することはできない。今回公開できなかったページをできるだけ早く作成し、更にホームページを充実させていきたい。またPROMETAM の活動の紹介にとどまらず、PROMETAM の広域化を視野にいれたホームページを作成したいと思う。また隊員の皆さんの近況報告や写真なども随時発表したい。

最後になりますが、ホームページ素人の僕に佐藤徹シニアは忙しい業務の中嫌な顔もせず、適切なアドバイスをしてくださいました。この場を借りてお礼を申し上げます。また皆様の叱咤激励をお待ちします。(田口)

6.その他:

思い入れ深きPROMETAM:

PROMETAM命名秘話~             
元ホンジュラス事務所員 高田宏仁


「『M』をつけましょう。」關谷さんは、穏やかに、しかし、きっぱりと言った。そして、それが、PROMETAM誕生の瞬間となった。いや、正確に言えば、このとき、まだ、プロジェクトとして認知されてはいない。それどころか、当の關谷さんでさえ、「開発計画」の専門家でしかなかった。しかし、この「命名」により、我々は、自ら抱いたプロジェクトデザインをこれ以降「実態」として認識することとなる。

命名の重要性は、うすうす感じていた。思えば、名前をつける行為は、これが3回目だった(その時点で關谷さんは4回目、一日の長がある。その後、關谷さんはもう一度命名することになる)。その自分が、ない知恵を絞ってひねり出したのが「PROMETA」だった。対抗馬だった「PROMATE」(作者不明、西方さんか?笑)に比べれば、なんと上品で、崇高な名前か・・・。ひとり悦に入った私に、しかし、關谷さんは確信を持って「M」の一字を加えたのだった。今にして思えば、言葉としての存在感、「算数」の明示は、やはり、プロジェクトの名称として、必然だったと思う。

ここから「PROMETAM」は、一人歩きを始める。私たちの頭の中にしかなかった「理想」を誰もが議論に参加し、作り上げることのできる「現実」に変えた「命名」、これは思った以上に大きなインパクトだった。ドナー会議でも、東京とも「実態」として議論できるようになった。スキームなど関係ない、「プロジェクト」としてのその存在感は、日に日に大きくなっていった。


しかし、同時に、親が抗えない「一人歩き」が始まった瞬間でもあったと思う。私は、その後、帰国して3年。親元を離れた(正確には自分が自ら離れたのだが)PROMETAMは、果たして、親の予想をはるかに超えた青年となった。今、本物の子育てと、有象無象のプロジェクトに追われて過ごす日々。自分が生み出した新たな「現実」と向き合い、闘い続ける苦労は、しかし、想像だにできない。残された名付け親の苦労はいかばかりであったか。

「約束」を実現してきた人たちに。

心から、お疲れ様。そして、ありがとう。

平 知子(中南米部中米・カリブチーム)

チーフアドバイザーの交代で、プロジェクトの一つの節目を迎えることとと思います。關谷さん大変お疲れ様でした。ホンジュラスを離れて3ヶ月がたちましたが、メーリングリストでメールを受け取るたびに、各サイトでの隊員の方々の一生懸命な研修の様子が目に浮かびます。いよいよこれからPROMETAMのクライマックスに入る訳ですが、遠くからではありますが引き続き応援できればと思っています。

12-1 林(馬場) 淳子 佐賀県佐賀市在住(佐賀市立開成小学校 勤務)

みなさん,はじめまして(の方がほとんどだと思います。)私,12‐1(任地サンタ・ロサ・デ・コパン)馬場 淳子と申します。この度,関谷さんからメールをいただき,大変懐かしくPROMETAMの報告書を読ませていただきました。実は,このPROMETAM,私達がまだ活動をしていた頃に新しく始まったものなのです。ですから,こんなに素晴らしいプロジェクトになり,こんなにたくさんの方々がPROMETAMに関わってご活躍されていることに,大変感激しております。

本当にみなさま,お疲れ様でした。(過去形にしてしまってはいけませんね。)関谷さん,西方さん達とお仕事を御一緒させていただいたことは本当にいい経験となり,少なからず今の私の仕事への取り組みにも影響しているものと思います。感謝しております。ありがとうございました。

当時は,スタートしたばかりで,隊員も何をしてよいのかわからず,ただただお二人の専門家について行くだけでした。でも,だからこそ私自身は2年間の協力隊活動をとても有意義のあるものにできたと思っています。

帰国してこの7月でもう3年です。(帰国後に新車で買った車がそう,今年車検なのです。)ホンジュラスでこのPROMETAMに関わっていた時は,結構頑張って忙しく働いていましたし,充実感もありました。よく,JICA事務所のお二人の部屋で同期のMさんと共にお話させていただきました。重たいパソコン抱えてあの事務所までの坂道をふうふう言って毎日登っていました。帰国してJICAのホームページからPROMETAMを見つけ,その中に自分の姿があったのにびっくりしました。初めての1年生のテキストとノートが出来上がり,送っていただいた時,そこに自分の名前を見つけ,とても喜びました。(馬場さん、全国配布の教材にも、きちんとお名前載っていますよ!!)

とにかく,今でもPROMETAMは仲間と共にやってきた貴重なホンジュラスでの宝物のようなものです。そこにかかわることができたこと,本当に光栄に思います。

ありがとうございました。そして,プロジェクトの成功,心よりお喜び申し上げます。

吾郷珠子

 まずはこの2ヶ月あまり、間接的にではありますが一緒に仕事をさせていただき、ありがとうございました。関谷さんからは本当に多くのことを学ばせていただきました。これから、関谷さんに劣らずこれまた素敵な西方さんと共にPROMETAMを盛り上げて行きたいと思いますが、ご帰国後もどうぞ引き続きPROMETAMをご支援いただければと思います。

 さて、さて、関谷さん! 無断で人の似顔絵を流さないでください。肖像権の侵害です! というよりもっと「似てる」似顔絵を描いてください!→えっ?似てるじゃないかって!?(小川チーム長、鈴木所長絶賛!!)


作者不明

「PROMETAM 中米広域算数プロジェクトへの飛躍を実現したとてもくせのある人達は汗臭いこともあるけど素晴らしい」
(国際XXジャーナル仮想記事の一部) (テグシガルパ市内のメキシコ料理屋で酔っているJICA事務所長に、日本のODA業界マスコミ若手女性記者がインタビューをしているという仮想現実を描きました)

いいんじゃないですか。技術移転とか人材育成とか能力開発とか、どんどんやって下さいね。ウチのPROMETAMでもやってますよ。ずっとね。しつこくね。協力隊員たちだけでも、もう10年以上。あちこち山を越えて教員研修会を回った。教材作った。(あなた、トルテージャつまみにして良く飲むネ。オッ、そのサルサ一気飲みするもんじゃないよ。)

そう、技術協力プロジェクト始まって、専門家、協力隊員、JICAの事務所、ホンジュラス教育省、現場教師がゴチョゴチョ議論して。大変だったって。そりゃそうよ。大勢いるんだもの。いろんなこと言うわね。(清水調整員さ、悪酔いするからあんまり昔話思い出さない方がいいんじゃないの。)

でもすごいパワーだわ。来たばかりの隊員が算数教育指導法の大学授業をやっちゃうんだから。必死よ。最初はボロボロ、でも最後は感動もんなんだって。感謝されて。指導した授業をやってるのを見て。(それ、ハラペーニョだよ。あなた、辛いの好きだね。明日辛いよ。)俺まだ見てないんだけど。是非研修の終了式見たいね。帰る前の隊員が胸張ってPROMETAMやって良かったっていってるもの。

あなたもやってみたら。向いてると思うよ。水なくても3,4日大丈夫でしょ。現場の仕事は最後は根性と愛着だからね。目がキラキラしてる人って、いい仕事すると思うよ。

週末に地方に車でいったりするでしょ。警察や軍が検問してるとこで止められてね、俺はJICAだっていうと、隣の町の日本人の先生を知ってるぞと自慢そうに話しかけてくるんだよね。嬉しいね。

専門家はどこから来たかって。みんな協力隊OB,OGさ。猛者だからね、やれるんだよ。見た? あの関谷チーフアドバイザー。ちょっと、関西のエリートやくざみたいでしょ。ああいう積み上げのしたたかな切れが必要なんだよね。教育の権威が来てもできないんじゃないの。様子が分かるまでが一苦労で。

で、あなた、わざわざ日本から取材に来たのは、やっぱりあれ? 緒方理事長が沖縄IDB会議で成功プロジェクトとして紹介したから? そう、そうなのよ。中米の各国でPROMETAMが作った算数教材と研修を、ウチでも是非やってくれと求めて来てるのよ。

で、どう印象は? もっと洗練されているプロジェクトと思った? いやいや泥臭いのよ。そんなに簡単じゃないし。あの本部のまじめな小川チーム長に聞いたらよく分かるよ。この間来て、驚いて帰ったもの。でもその分、やりがいあると思わない? そう、やっぱ、あなた、PROMETAMに向いてるよ。そっちやめて、一緒にPROMETAMやろうよ。(ガシャ、所長握手しようとしたが、逃げられて倒れる)


皆様、お楽しみいただけましたでしょうか。
これからもPROMETAMをよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。(了)