PROYECTO MEJORAMIENTO EN LA ENSEÑANZA
TÉCNICA EN EL ÁREA
DE MATEMÁTICA
(PROMETAM)
ホンジュラス算数指導力向上プロジェクト
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PROMETAM近況報告

プロジェクト開始以来9ヶ月を過ぎようとしています。メールベースで恐縮ですが、ここのところのこちら側の動きを簡単にご報告させていただきます。

第3四半期報告
1.3年生版研修
2003年9月20日より11月23日まで、3県5サイトにてPROMETAM3年生版研修、8クラスが行われました。今回は、前回の研修を受け持った7名の隊員、緊急短期派遣の2名の隊員、および5名の新隊員という陣容で臨みました。受講者総数は、215名でした。緊急短期の一人が事故のため一時帰国というトラブルはありましたが、隊員間の協力で受講者に迷惑をかけずにすみました。隊員の皆さんは非常に精力的に研修を進め、受講者の学力・指導力テストの結果にも高く反映されました。詳しくは添付ファイルの「3年生版研修報告書」をご覧ください。
2.教材作成
4年生版の指導書と作業帳作成が開始されました。当初12月一杯で形にする予定でしたが、諸般の事情で1月中旬ころにずれ込みそうです。木村専門家、阿部シニア、ローカルスタッフたちが、休暇返上で頑張っています。本当に辛抱強さの求められる辛い仕事ですが、できばえはこれまで以上にすばらしいものとなりそうです。
3.評価
 隊員が脚で地道に稼いでくれる授業分析の集計を行っています。詳細な分析はまだですが、PROMETAM研修を受けた教員の授業の特徴として、説明時間が長くなっているものの、教材などを多く活用している様子が伺われます。その授業を受けている子どもたちの活動からもそれが裏付けられます。研修で学んだ指導法を子どもたちに伝えようとするあまり説明時間が長くなるのではないでしょうか。教材を使って教授学習活動が行われているのは、指導書、作業帳が活用されている証拠であり、喜ばしいことです。
また、UMCE、PFC、教育省、INICE、そして我々チームが協力して、子ども用学力テストを10月末から11月はじめにかけて実施しました。現政府の今年度の支出が打ち切られてしまったので、かなり規模を縮小して行わざるを得ませんでした。こちらも詳細分析はまだですが、テストの得点だけからは、PROMETAM受講教員の教える子どもたちの方が優れているという結果は得られませんでした。テストを実施した実感として、2年生を終えようとする子どもたちを対象にしているのに、未だ問題文すら読めない子どもがかなりいて驚くと同時に、これでは算数の学力ではなく、スペイン語の学力を測っているようなものではないかと感じました。子どもの学力までにプロジェクトの効果が現れるのは時間のかかることなのかもしれませんが、対象も含め、学力テストの実施方法自体にも工夫が必要であると思われます。
4.JICA中南米教育ワークショップ
今回で2回目の会議になりますが、この度はPROMETAMの詳細な活動紹介をワークショップを通じて行ないました。PROMETAMの実施ノウハウ拡散を目指して、スタッフ一同、ホンデュラス関係者と共に頑張りました。その結果、参加者からは概ね高い評価を受け、これ以降もメールベースなどでの問い合わせが続いています。
5.短期専門家赴任
ワークショップと時を同じくして、国内支援委員会の礒田先生、坪田先生が来ホしてくださいました。プロジェクトの現場を視察していただくだけではなく、隊員も含め、スタッフ一同、ご指導に預かりました。また、事務所主催で行われた両先生の一般公開セミナーには200人以上の参加者を得、非常に好評でした。
6.PROMETAM2003年全体会議
2003年に実施された活動の総括を行うため、12月2日にホテルクラリオンにて教育省、INICE、教育大学、JICA合同で全体会議を行いました。前日の12月1日に教材作成、研修、評価の3つの部会に分かれて事前会議を行い、翌2日に全体会議にてその結果を報告しました
7.石塚隊員、中山隊員帰国感謝会
前述の全体会議の中で、第2部として執り行われました。前回同様、教育省、INICE、教育大学の主催で盛大に行われ、本当によく健闘くださったお二人への感謝の会としてふさわしいものでした。
8.指導者研修会報告
 PFC指導者、教育大学による新規教員養成の担当教師、INICE新システム教員再研修の担当教師への指導者研修2年生版を11月28,29,30日に行いました。参加者は35名でした。人数が多くなると、後ろの方では聞き取りにくくなりますが、それでも活発な意見交換などが行われ、木村専門家の研修は好評です。第3回目は1月末に予定しています。
9.第3四半期受払報告
大きなところでは、4年生版指導書・作業帳の印刷、関連教材の作成・配布を12月までに執行できませんでした。一方で、現政府が予算の支出を凍結したために、評価を自前で行わねばならず、出張費などがかさみました。細かいところでは、広域セミナー関係でも様々に支出がありました。トータルしますと日本円にして120万円ほどが来四半期へ繰り越される予定です。
10.プロジェクト新メンバー田口太調整員
9月より、元UNボランティアの田口氏がロジ専門のローカルコーディネーターとしてプロジェクトメンバーに加わってくださいました。事務所と本部の配慮にて、会計などのロジに忙殺されていた關谷を強力にサポートしてくださっています。
第4四半期予定
1.指導者研修会
PFC指導者、教育大学による新規教員養成の担当教師、INICE新システム教員再研修の担当教師への指導者研修、3年生版を1月26,27,28日に行います。木村専門家、また準備が大変です。
2.授業分析法の検討
1年生から3年生までの授業分析をアカデミックラーニングタイム法を利用して定量的に行ってきましたが、今後は定量的評価では押さえにくいポイントを定性的評価にて明らかにしていきたいと考えています。研修効果の現場でのモニタリングのあり方ともあわせて、隊員の皆さんと検討して行きたいと思います。
3.教材作成
 4年生用指導書、作業帳を1月中には完成させ、印刷に回します。また、一息入れるまもなく、5年生用の作業に入ることになります。指導内容が高度になってきますので、どうしても分量が厚くなりがちですが、質を落とさず量はできるだけ増やさないという難しい作業となってきます。
4.PFC後半コースの登録
3月から開始されるPFCの後半コース(大卒資格)の参加者登録が2月末に行われます。これによっては、研修サイトに変更が生じる可能性があります。こちら側の戦力を勘案しながら、PFC事務局と協議しなければなりません。
5.合同調整委員会
 3月末で1年の活動が終了しますので、技術協力プロジェクトの取り決めにのっとり、教育省、教育大学との間で、プロジェクトの進捗状況について協議します。
6.14年度1次隊の送別感謝会
3月には、14年度1次隊の皆さんが帰国されます。今回は人数も多いですし、さらに盛大な感謝会を教育省、教育大学が行ってくれます。
7.短期専門家派遣
3月に国内支援委員会のメンバーである広島文教女子大学の小西先生が来ホされる予定です。小西先生は情報教育がご専門で、評価に関わるデータ処理など、ご指導いただく予定です。
8.關谷一時帰国
親代わりの他界などがあり、12月24日から1月11日までの予定で一時帰国させていただきます。留守中、ご迷惑をおかけしますが、ご容赦お願いいたします。この機会を利用し、東京にて本部関係者と会議も持たせていただく予定になっております。
現行体制
チーフアドバイザー 關谷 武司 専門家
算数専門家 木村 英一 専門家
教材作成 阿部 しおり シニアボランティア
ローカルコーディネーター Diana Nunez Netka
ローカルコーディネーター 田口 太
算数コンサル Napoleon Avila
ITコンサル  Raul Urquia
ITコンサル Carlos Galindo (PFC傭上)
運転手兼雑務一般 Owen Valle
JOCV隊員
オコテペケ地区 水野 あゆみ 右田 真樹子
ソナゲラ地区 藤井田 上野 美奈子
 トルヒーヨ地区 八巻 理佳子
ダンリ地区 馬場 早苗 浅香 
北野 由美 田代 芳恵
グイノペ地区 伊藤  佐藤 奈々
帰国隊員
INICE 石塚隊員
ソナゲラ地区 中山隊員
オコテペケ地区 内藤隊員(短期緊急)
トルヒーヨ地区 皆川隊員(短期緊急)