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PROMETAM近況報告
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2003年10月11日
關谷 武司
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プロジェクト開始以来６ヶ月を過ぎました。メールベースで恐縮ですが、ここのところのこちら側の動きを簡単にご報告させていただきます。
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１．教材作成状況
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先日9月17日に現政権より、新しい国家教育カリキュラムが発表されました。教育省の方針で、2004年より、現在使われている教科書が廃止され、この新カリキュラムにのっとり、それを教室内で具現化するための教師用指導書と子ども用作業帳が全国配布されます。算数科に関しては日本が協力するPROMETAMの教材活用が決められており、当方はその依頼に基づき、すでに完成している1年生から3年生までの教材について全国配布へ向けた見直し作業を行いました。すでに最終成果品を教育省側に提示済みで、翌年2004年に教育省から全国配布の予定です。JICAとしては、世界でも例を見ない成果ではないでしょうか。
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２．PFC講師研修会報告
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前回の近況報告でお知らせさせていただきましたように、国立教育大学より要望のありましたPFC指導者講習会の1回目を実施いたしました。今回は1年生用研修で、19名の参加者に対し、7月4，5，6日の3日間、15時間の研修を実施いたしました。これに続き、教育大学による新規教員養成の担当教師、INICE新システム教員再研修の担当教師への指導者研修も9月5、6、7日に行いました。参加者は18名でした。今後は合同で実施し、第2回目は、11月末、第3回目は1月に予定しています。木村専門家の高い専門性が評判です。
また、国立教育大学新規教員養成課程実験群学生への研修を先方より要望されており、馬場隊員、水野隊員がボランティア講師として担当してくださり、21名の学生が受講しました。実習形式で行われ、大変好評でした。
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３．朝会議報告
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PROMETAMは教育省、教育大学、INICEとの共同プロジェクトで、それぞれのトップが多忙なため、なかなか一同に会することができず、プロジェクトの進捗状況、詳細計画などについて頻繁なコミュニケーションが困難です。それを克服するために朝会議を行っていますが、早朝といえどなかなか予定通りの実施とはいえない状況で、3週間から4週間に一度の割合で話し合いを持っています。ここのところは、評価機関であるUMCE局長、教育大学新規教員養成局長も参加してくれており、議題はPROMETAMに限らず、その周辺問題など、広く同国の教育を取り巻く問題に関して情報交換を行っています。
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４．第２四半期受払報告
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大きなところでは、３年生版指導書・作業帳の印刷、関連教材の作成・配布を行いました。全体的にはほぼ予定通りの支出状況で、独立行政法人化にあわせた予算のゼロ清算も済み一段落しました。
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１．３年生版研修
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９月中旬より、３年生版研修がスタートし、１１月末まで５サイトにて実施されます。今回は、前回の研修を受け持った隊員、緊急短期派遣の２名の隊員、および５名の新隊員という陣容で臨みます。隊員の皆さんは非常に意欲的で、徹夜してまで研修準備に熱を入れてくださってる方もいらっしゃるほどです。
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２．教材作成
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４年生版の指導書と作業帳作成が開始されます。１２月一杯で形にする予定です。2005年以降の全国配布に活用される可能性もあるため、気合が入ります。
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３．評価
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隊員が脚で地道に稼いでくれる授業分析の集計を行います。また、現在UMCEが中心となって、子ども用学力テストが準備されています。実施は１０月末から１１月はじめにかけて行われる予定です。教員の学力、指導力テストと合わせて、総合的な報告ができるよう頑張ります。
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| ４．JICA中南米教育ワークショップ |
今回で２回目の会議になりますが、この度はPROMETAMの詳細な活動紹介をワークショップを通じて行われます。PROMETAMの実施ノウハウ拡散を目指して、スタッフ一同、ホンデュラス関係者と共にしっかりと準備に当たりたいと思います。
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５．短期専門赴任
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ワークショップと時を同じくして、国内支援委員会の磯田先生、坪田先生が来ホしてくださいます。プロジェクトの現場を視察していただくだけではなく、隊員も含め、スタッフ一同、ご指導に預かりたいと願っています。
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６．PROMETAM2003年全体会議
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2003年に実施された活動の総括を行うため、１２月２日にホテルクラリオンにて教育省、INICE、教育大学、JICA合同で全体会議を行う予定です。前日の１２月１日に教材作成、研修、評価の３つの部会に分かれて事前会議を行い、翌２日に全体会議を行う予定です。
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７．石塚隊員、中山隊員帰国感謝会
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上記イヴェントが前述の全体会議の中で執り行われる予定です。前回同様、教育省、INICE、教育大学の主催で盛大に行われます。
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